ごきげんよう♬
ゆうとぴあです♪
一年程ご無沙汰の新しいクルーズ記事になります。
こうしてまたクルーズに関する記事を書ける事が嬉しい!!
2020年5月に船を下船してから今日までちょうど一年。
世界はいまだにコロナ禍であり、人々の生活に影響が残っています。
昨年下船した際の記事はこちらです↓↓↓
目次
クルーズ業界も復活の兆し
ついに各船会社が公式にクルーズ旅行の再開を発表しました。
私が働く船も2021年7月3日から再開。
おおお!待ってました。
首を長くしてこの瞬間をお待ちしておりました。
この連絡を受けたのが4月初旬。
7月までまだ少し時間はあるなぁ!と余裕の気持ちでした。
仕事再開
7月からクルーズが始まるということは、6月の初旬には出発かなぁ〜と予想。
会社の社長によるオンラインミーティングでもそんな感じの言い方。
しかし、
嵐は突然やってくるのです。
4月20日ごろに連絡があり。
5月5日には出発して欲しいとの旨。
え?2週間後には出発ですと?!★∴※
ほぉほぉ、、そんなに至急なのですね!
出発にあたり必要な準備とは?
・PCR検査
・船で働くための健康診断(2年間有効)
・各種予防接種(黄熱病・インフルエンザ)
・必要ビザの取得(US Visa)
・コロナワクチン接種
会社から連絡が来て、「はい、OKです!」とは簡単に言えないのが今回のコロナ禍。
通常時は数ヶ月前には連絡が来るので、それに合わせて準備ができます。
しかし、今回はあまりにも時間がなさすぎです。
状況が状況なので仕方がありません。
会社側の方も手探りでやっているのを感じます。
そりゃあ、そうですよね。
一年もクルーズを再開出来ずにいたのですから。
それでもなんとか頑張ってクルーズを再開するのだから、文句を言うつもりは毛頭ありませんよ。
私自身もこの時を待ちに待っていました。
・PCR検査
これは出発する72時間前に受ける規定あり。これも無事クリアできましたが、公式な証明書をもらうのに一悶着あり。
・健康診断
船で仕事する上で健康であるという証明書。船会社が定めてる規定の健康診断が必須。
一度受診すると2年間有効。
私のは今年の7月に期限切れになるのでその前に要受診。
会社指定の病院で受診。目や耳、尿、血液など。触診もあり。
金額も500ドルという高額。
・各種予防接種
インフルエンザワクチンや黄熱病の予防接種。
・必要ビザ
船で仕事するクルーたちはUS Visaが必要です。
これはアメリカの海域で働くのに必要なのですが、一度取得すると10年間有効。
いつアメリカ海域に行くかわからないので全員が持っていなければなりません。
私はまだ期限があるので大丈夫!
・コロナワクチン接種
これは最初は必要と言われてました。
急いで地元で摂取しましたが、2回目摂取が間に合わず。
結局は船で摂取できることに。
これが今回船に乗船するにあたっての必須条件です。
それ以外にも自分自身で必要な準備をしなければなりません。
例えば、コンタクトレンズを注文したり、
結構危ないアレルギー持ちなので、アレルギー用の注射(エピペン)をもらいにお医者さんに行ったり。
などなど、やる事がいろいろありました。
世界中から集まるクルー達
私の働く船の地中海シーズンが7月から再開されるにあたって 船で働くクルーが世界中から招集されます。
私よりも先に乗船しているクルーも皆 復帰できることを心から喜んでいる様子。
私と同じ日に船に戻ってきたクルー達とは、最終目的の空港で合流しましたが、エネルギッシュでやる気を感じます。
私はというと、30時間以上の長旅に少し疲れ気味、、、
今回は気圧のせいだと思うけど頭痛が少々。。。
あ、コロナでは無いです。きちんとpcrも受けてますし、ワクチンも一回ですが接種済み。
クルーズ会社の決断
今回の復帰になるまでの道のりは決して簡単なものではなかったはず。
未だ終息気配のないコロナによるパンデミック。
7月から始まるクルーズは ハッキリ言って挑戦です。
まずは無事に自分の働く船に乗船できたことで安心しました。
ここに辿り着くまで 会社のHR(人事)からの連絡や他部署からの連絡に行き違いがあったり、出発日が変更になったりなど決して容易ではありませんでした。
しかし、会社から今回のお仕事のオファーを頂けた事に感謝しかありません。
これから始まるクルーズ再開に向けて新しいコロナ対応などをしっかりと遵守して仕事を進めていきたいと思います。
今後クルーとして世界の客船へ戻る方へのメッセージを最後に!
ニュースなどで様々な情報を目にすると思います。
どれが真実なのか、それとも違うのか?はっきりとしないことが多いのが現実だと思います。
いつ会社に呼ばれても良いようにある程度の準備をしておくこと。
クルーズ業界から離れているクルーもいる中、1日も早く復帰されたいクルーも大勢います。
会社から連絡が来たらチャンスと考えてこれから始まる新しい時代のクルーズ業界に挑戦してみてください。
また家族や友人達との時間を最後まで大切にされてください。
離れて初めて感じる家族や友人の大切さ。
私には息子がいますが、私も息子も最後の別れは涙なしではいられませんでした。
こういう感情を幼少期に経験するというのは人間を形成する上で大事な事だと思っています。
1年間毎日一緒に生活していた人間が突然いなくなる!
寂しい以外の何者でもありません。
お互いに色々な感情を抱いてまた成長することを願っています。
次のブログでは、オーストラリアを出発してから空港の状況や船での生活を記事にします。
お楽しみに!
それでは、今回はこの辺で!
ゆうとぴあでした。
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