ごきげんよう♬
ゆうとぴあです♪
コロナ禍でクルーズがストップした2020年の3月。
それから一年振りに船に復帰したのがつい先日のお話。
このブログは2021年の5月23日に書いてます。
緊急事態宣言が出されている日本では「クルーズをするなんて!!けしからん!」と思われる方も多いと思います。
しかし世界は動いているんです。
何万人という船で働くクルーたちが、世界のあちらこちらへ船の再開へ向けて戻り始めたのが2021年の5月。
それでもクルーズ業界全体で考えると、20%位でしょう。
実際にゲストが参加してクルーズが始まる迄の期間、クルーたちは一体何をしているの?
このブログでわかることこの記事では、実際にクルーズ船で働く私や他のクルーズ船の情報をもとに、一年振りに復帰するクルーズ船の準備段階について記載してみたいと思います。
目次
会社からの連絡
通常であれば数ヶ月前には決定している次の仕事の乗船日。
しかし今回に限っては、乗船日の2週間前に連絡があったクルーも結構いたみたい。
私の場合は、乗船する2週間前の夜20時ごろ突然の電話。
着信番号はイタリアとの表示。
イタリア訛りの英語で女性からの電話。
私の返事:
何故なら、コロナワクチンの1回目を既に接種済み。2回目が5月14日だった為。
数日後、今度はアメリカ本社に勤務する私の直属部署の上級上司からの連絡。
ワクチンは船でも接種できるので、5月5日に出発して欲しいとのこと。
クルーの中には、お仕事がしたくても待機している人たちも大勢います。
お仕事のオファーを頂けたことに感謝してすぐに出発の準備に取り掛かることに決めました。
出発の準備
今回の契約が両者で確認されると、出発に際して必要な書類などがオフィスよりメールで届きます。
通常時よりも明らかに必要な作業が多いコロナ禍での出発準備。
私はオーストラリア在住。
昨年のコロナが騒がれてから国自体がロックダウンしているオーストラリア。
オーストラリアから海外への出国や入国は基本的にNGの現在。
特別許可を政府より認可してもらい出発することができます。
今回の出発に際しての必要なこと
・PCRテスト(出発72時間前)
・船で働くための健康診断
・黄熱病の予防接種
・ワクチン接種(可能であれば)
・オーストラリア政府の出国許可
ほとんどのクルーは船に乗船するまでに最低でも2回から3回のPCR検査が必要となります。
私も今回の乗船にあたり2回のPCR検査を行いました。
出発する72時間前というのがミソなんです!
友人とお茶した際に一緒に時間を逆算してもらいました。ありがとうございます!
オーストラリアは2020年3月25日より、オーストラリア国民、永住者の出国を原則禁止した、世界の民主主義国家の中で唯一の国となっています。
厳格な新型コロナ対策で知られるニュージーランドをはじめ、その他イギリス、カナダ、シンガポール等でも、政府により自国外へ出ないことを強く推奨していますが、自国出国の禁止はしていません。
オーストラリア国民または永住者がやむを得ない理由で出国しなければばらない場合は、事前にオンラインで国境警備隊に申請が必要になります。この申請は厳格な免除基準を満たさない限り、オーストラリア国外への旅行は許可されません。
この出国禁止措置は10月24日に終了される予定でしたが、3か月ごとに延長が繰り返され、現在は2021年6月17日まで再延長されました。
隔離
仕事が始まる前にまずは隔離生活が必須。
船会社によって若干の手続きに違いがあるようです。
❶ ホテルで数日間の隔離生活後、PCR検査を受けた後、船に乗船して隔離される場合
または、
❷ 目的地に到着後、船に乗船前のPCR検査後に船内にての隔離
2通りの隔離手続きがあります。
私の場合は、❷の空港から直行で自分の働く船で隔離生活。
乗船前にPCR検査を受けたのち、船内での隔離生活が始まりました。
隔離生活にも、違いがあります。
最初の7日間は「ハード隔離」、翌週の7日間は「ソフト隔離」と呼ばれるもの。
当初の話では7日間のみの「ハード隔離」。
しかし途中から全員が14日間の「ハード隔離」へと変更に。
何故そうなったのかは、大きな声では言えないので、皆さんの想像にお任せ致します。
隔離期間中はオンラインで必須のトレーニングを終了させなければなりません。
これが結構な量で、、、
ビデオを見て学習してその後のテストにパスしなければいけないというね、、、、
隔離生活の様子は下記をご覧ください!
ワクチン
クルーは今後ワクチンを接種するのが必須。
私の船はまだ開始されてませんが、私はすでに一回だけアストラゼネカを接種済み。
近いうちにアテネにてワクチン接種が始まる様です。
環境の変化
現在仕事をしているクルーのほぼ全員が復帰を喜んでいる感じ。
しかし船での生活には少なからずとも以前とは違い、かなりの変化があります。
食事の時間も部署ごとに決められ、クルーメス(食堂)入室にも人数制限が。
長蛇の列が発生し、食事にありつけるまで30分はかかる感じ。
これもしょうがないですけどね、、、
次は1日の流れを!
今回はここまで、、
隔離生活も無事に終了して仕事が始まりました。
まだゲストは乗船していないけど、色々とやることがある準備段階。
次のブログでは1日の流れを記事にしたいと思います。
いつも読んでいただきありがとうございます。
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それでは、今回はこの辺で!
ゆうとぴあでした。
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